11時に　携帯のアラーム音で起こされます。。

昨夜（早朝？　）の　出来事を想い出し、、　Rちゃんとの別れは寂しいのですが、、　

本日より行く　アンヘレスでの新しい出会いにも期待し、　気持ちを切り替えます。


隣で熟睡していたNちゃんを起こし、　12時前には　ホテルをチェックアウトし、

Nちゃんには　それなりのチップを渡し、　お礼を言って別れます。

この後も　Nちゃんからは　電話やSメールが来ていましたが、、

彼女が2010年の11月に来日するまで、　全く　応答は　していませんでした。。



ホテルの前で　流しのタクシーを拾い、　

パサイにある　ビクトリーライナーのバスターミナルへ行きます。

LRTでモニュメントまでいって　そこのバスターミナルから乗車する、、　という

マニラ市街の渋滞を　回避する行き方も考えていましたが、

日曜日でしたので　渋滞を気にする事は無いだろう、、と　判断しました。

私が　アンヘレスを訪問するのは4回目で、

ようやく　初めて路線バスを使って行く事が出来ました。


タクシーを降り、　人の流れに沿って　チケットの販売窓口へ行きます。

DAU　と　表示している窓口で、　一番出発の早いバスのチケットを買いました。

エアコンバスが　1時間に　1～2便くら出ている様で、　20分間くらい待たされます。

外で　一服し、　出発の10分くらい前に　バスに乗車しました。

時間帯のせいなのか、　座席は　半分くらいしか埋まっておらず、

白人とピーナのカップルや　若いピーナの2人組が多い様でした。


思っていた通り、　マニラ市街の渋滞は　ほとんど無く、

30～40分くらいで　高速にあがり、　順調に進みます。

農村の風景を　ボ～ッと眺めていると、

携帯に着信が有り、、　日本に居る　比妻からでした。。。

バスの車内でもあるし、　電話に出る事を躊躇していましたが、、

緊急連絡の可能性もあるので　思い切って電話に出て　小声で話します。

私は、　新潟への国内出張、、　と　嘘をついて　渡比していたのですが。。


私　「もしもし、、、　」

妻　「イチロー！、、　今　何処にいる？、　」　かなり怒っている声です、、、

私　「バスに乗ってるんだけど、、　」

妻　「そうじゃなくて、、　フィリピンにいるでしょう！、、　」

私　「！？・・・　」　なんでバレた　と　絶句してしまいます、、

私　「なんで？？、、　」

妻　「レッドカーペット　へ行ったでしょう？、、　」

私　「・・・　行ったけど、、　なんで？、、　」

妻　「イチローの事　見た人がいるんだよ！！、、　」

私　「ちょっと待って、　今　バスに乗ってるから、　降りたら電話するよ、、　」

妻　「分かった！、、　」　と　言って、　私が返事をする前に電話を切られます。。


渡比初日の夜、　Rちゃんや友人達と　ライブハウスに行ったのですが、

その時　誰かが　私を見ていて、、　それが比妻に伝わった様です。。

比妻は、　普段は　私の事を　パパ　とか　あなた　とか　呼ぶのですが、、

怒りが爆発すると、　イチロー！！　と　呼びますので、

この時も　かなり怒っている事が分かります。

いずれはバレるだろう、、　と　思っていましたが、、

アンヘレスに行く事も　なんか憂鬱になってきました。。



1時間半程度で　ダウのターミナルに到着し、　乗客の大半が降車します。

バスの中では気付きませんでしたが、　若い日本人も降りていましたので、

多分　フィールズ方面に向かうのだろう　と　思い、

彼が進む方向へ向かって　少し歩き、

かなり憂鬱でしたが、、　人の　あまりいない場所で　比妻に電話しました。


比妻の怒りは続いており、、　言い訳も出来ない状況ですので、、　

私は、　比妻の気が収まるまで　スイマセン　を言い続けますが、

比妻の話を　よく聞いてみると、

レッドカーペットバーで演奏していた　バンドのドラマーが　私達の知人で、

彼が、　私がマニラに居る事を不思議に思って　義姉Jに連絡し、

その事を　義姉Jが　比妻に連絡したそうで、、、

私は　Rちゃんと　2人きりでは無く、　

その他に　友達のピーナ4名と　スタッフのピーノ1名が一緒でしたので、

Rちゃんの存在がバレた訳では無く、　内緒で渡比した事だけに対して　怒っていました。

帰国したら　もう1度話し合おう、、　と　いう事で　電話を切ります。


よりによって　知人のバンドに遭遇するとは、、　世の中は狭いな、、　と　思います。

ただ、　マニラに彼女が居る事までバレると　もっと酷い事になりそうでしたので　少し安心し、

フィールズ方面に向かう　トライシクル乗り場へ向かいました。。。。



続く



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